旅行のこと(京都編)

2月の23日から約2週間ほど旅行に行ってきました。
旅行なんていう日記にうってつけのコンテンツを逃すわけにはいかないので、
そのことをまとめようと思うのですが、さすがに2週間分書くと、とんでもない長さになるので
今日はとりあえず、初日の京都のことだけ書こうと思います。


23日。
正確には22日の深夜に福岡を出発。そう、夜行バスである。

ツイッターとかで夜行バスだけは乗るな!絶対に乗るなよ!
みたなのを見ていて、じゃあ乗りましょう、と。
言うほどはきつくなかった印象。

隣に座ってたコワモテのお兄さんから京都駅到着間際に大量のチョコボールを右手に授かったり、
バスの暖房でそれがとけかけていたり、駅についても右手にチョコレートだったものがベッタリついてたりしたのだけれど、
それも旅行ならでは。

京都駅のトイレでやたら臭いを強調するチョコレートを洗い流して
とりあえず、マックで一息。

京都について最初に口にしたのがポテトSサイズという驚愕の事実。
「いやいや、せっかく来たからにはなんか京都っぽいもの食べよう」と決断。
しかし、京都に関する知識、特に食に関して思いつくのは
湯豆腐、生八橋、王将、以上。
四行前の事実は至極当然の結果である。

とりあえず、その日泊まる場所の近くである出町柳付近まで
一人孤独のグルメごっこをしながら歩くことに。

個人で雑貨輸入商を営んでいる井之頭五郎(いのがしら ごろう)が、仕事の合間に立ち寄った店で食事をする様を描いたグルメ漫画。主人公が訪れる場所は高級料理屋などではなく、大衆食堂のような店がほとんどである。また、出先での食事がメインのため、出張など(7話・19話・特別編)を除けば大半が東京を中心とする関東の店となっている。料理の薀蓄を述べるのではなく、ひたすらに主人公の中年男の食事シーンと心理描写を綴っているのが特徴。ドラマティックな展開などは少なく、あたかもドキュメンタリーのごとく淡々とストーリーが流れていく。(Wikipediaより)

漫画の話であれば、都合よく手頃な店が見つかり、都合よく「持ち帰り!そういうのもあるのか!」
なんてトントン拍子で物語が進んでいく。
といっても、京都に関する語彙が
「湯豆腐」「生八橋」「王将」
の3つで構成されている脳みそが手頃な店を見つけきれるわけもなく、
気づいたときにはいつの間にか鴨川近くまで来てしまっていた。

しかし、突如、疲れ果て腐りきった脳内に送られる信号。

まばゆいまでに赤く燦然と輝く福岡では見たことのない文字列。

「・・・なか・・卯・・?」

僕は吸い込まれるようにその店に入った。

そして・・・
「持ち帰り!そういうのもあるのか!」

そんな驚きを感じながら、カツカレーを注文。
京都っぽさ?風情?空腹の前で人は嘘はつけない。

頼んでからわずか5分で出てきたカツカレーを貪り飲む。

うおォン 俺はまるで人間火力発電所だ」

井之頭さん、こういうことだったんですね。

(後編につづく・・?)※続かなかった場合、この行は消える。